kemurin012007-08-19


ところで、先週末初体験した椿大神社での滝行(禊ぎ)は、神職さんの退屈な話を2時間も半強制的に聞かされることを除けば、護摩行への参加も含め、総じては楽しかった。特に滝に打たれる前後の数十分は、出来ればもう一度体験したいほど心身ともにスッキリしたのだけれど、様々な礼拝等がそれに付帯し、20時から始まって終わるのが25時になってしまうことから、再度の参加にはかなりネガティブになってしまう(ちなみに、椿大神社公式HPにある「みそぎ会」の案内はこちら。写真もあり)。だから恐らくこれからは、ほどよい滝を見つけて、プライベートで滝に打たれようと思っている。男子バレーの植田監督のように。

そういうわけで、鈴鹿国定公園のナイススポットを探していたら、滝壺が深すぎるので滝行には向かないが、泳いだり、のんびり景色を楽しんだり、時々滝に揉まれたり?するのに最適な、美しい自然のプールを小岐須渓谷に見つけた(今日の写真:俺様と滝と滝壺)。先週見つけたのだけれど、気に入ったので今日も行ってきた。名古屋から1時間でいけるところにこんな綺麗なところがあったなんて。

伊勢志摩エリアといい鈴鹿山系エリアといい、三重県好きに益々拍車が掛かっている。

為替市場の「東京の主婦(=円ショート外貨ロングの個人投資家)」殲滅相場がもたらした株式市場焦土相場

昨日の株式市場における日経平均874円81銭(5.42%)安には驚かされた。特に午後2時からのとどめの350円安。凄味があった。勝手な読みではあるが、お盆休み後半の個人投資家のパニックが一翼を担ったものだと推察する。損や不安を抱えたまま「週末」「年末」などを越したくないという心情は、人間の性質を考えれば普遍的だ。「年末」に比べれば傾向の薄い「週末」も、お盆という特殊事情が加わればそれがより強くなる。追い込まれたこの状況下で、安穏とポジションを積み上げてきただけの「東京の主婦」が(投機筋の仕掛けも受けて)まずパニクり、ヘッジファンドの円キャリー巻き戻しを巻き込みながら雪崩をうった強烈な円高が東京株式市場を直撃、そしてロシアやオイルなどの投げ売りに耐えきれなくなった個人投資家が午後2時にパニクった、というのが俺様的勝手なストーリー展開である。

日本の個人投資家が、相対的に小さな株式市場はおろか巨大な為替市場までたたき落とすというのは少し前ならあり得ない話だが、レバレッジ数十倍のFX取引に係わる信用建玉(殆ど全てが円ショート)が株式市場の信用買い残4兆2000億を遙かに超える6兆円にまで急増していたことを考えれば、納得するしかない話である。

自戒を込めて再度自分自身に刻んでおかなければならないことは、現状を打破して新たなる未来へと突破していかんとする「投機家」は、疑い続けなればならない、ということだ。我々投機家は呑気な投資家であってはならないのだ。「投資家」はいつも過去に起こった成功体験で足をすくわれる。安穏と生きてはいけない。常に動的であれ。我々少数のアウトサイダーは、人生においても、太陽のように燃焼し続ける「投機家」であるべきなのだから。

全日本男子バレー植田監督のように、ちょっと滝に打たれてくるっす。

三重県椿大神社という大きな神社がある。全国二千五百社に及ぶ猿田彦大神を祀る神社の総本宮で、格付けで言えば、伊勢神宮の直下に位置する感じだろう。で、先月頃「あっちーな、滝にでも打たれてえな」とかワイフと話していたら、かねてから何度も訪れたことのある椿大神社で月一の定例会があるというので、早速申し込んだ(ちなみに、ふんどし千円、水衣5千円)。

打たれるのは、8/11(土)の夜遅く。そんなわけで、神社の目の前にある椿会館の土曜日宿泊申し込みと、どうせなら伊勢の小旅行にしようと言うことで、金曜日(すなわち今日)伊勢・二見海岸のリゾートホテル「海の蝶」も予約し、二泊三日の日程となった。

ちょうど、この週末はペルセウス流星群が大量に流れる。だから星がきれいに見える鈴鹿山系に泊まるのは一石二鳥なのだ。さらに俺たちの好きな伊勢神宮に寄って、伊勢の海の幸も楽しめる。我ながら、なんて素敵な小旅行なんだ。食べて飲んで、森林浴して、滝に打たれる。そして、身も心も清められた状態で見る流星群。・・・キャーッ!!

そういうわけで、今日はデイトレを完了し、やることがなくなったので、少し早いけど今から出発します。それにしても相場は、まさに異次元に突入したかのようなあり得ん状態だね。来週落ちたナイフを少人数でありがたく拾う展開になればいいのだけれど。それではそういうわけで、行ってきまーす!!

過去最高の売買代金(5兆2673億円)

昨日書いたエントリに関連したことが、虎年の獅子座さんの昨日の(8/8付け)エントリで書かれていたね。解約(解散?)に伴ってポジションをアンワインドさせているのはGSの旗艦ファンド「グローバル・アルファ」だという噂もあると。

実際のところはわからないが、「グローバル・アルファ」なら辻褄が合うなと思った。市場にこれほどのインパクトを与えるには「グローバル・アルファ」ぐらいの規模がないといけないだろうし、数年前までは大幅なリターンを誇った当該ファンドも近年はあまり調子がよくないという記事を半年ほど前に読んだことがあるからだ。

今日の東京市場は、SQなどの特異日を含めても過去最高の売買代金(5兆2673億円)となり、三日続伸となった。値頃感から、相当数の買い向かいがあったということだろう。マイルストーンになるかもしれない。

パラダイムが崩壊する相場

『アライブ-最終進化的少年-』という漫画をご存じだろうか。ある日突然、世界中で大量の自殺者が発生し始め、「生>死(生は死よりも良いに決まっている)」という通念に疑いのない我々の社会に、「死>生(死の方がより良きものなのだ)」という新たな視点が突然突きつけられる、という衝撃的オープニングで書き始められる漫画である(ただし、切り口は良いのだが、内容的に竜頭蛇尾。俺様はまとめ買いしてコミックを10巻まで読んだ)。

今の東京市場はまさにそんな感じで、既存のパラダイムを根こそぎ否定するような売りが、年初来の主役であった、鉄鋼・非鉄・商社・石油関連といった所謂「ディーリング銘柄」を中心に容赦なく徹底的に出まくっている。非鉄と商社が特に酷くて、今月に入ってから一直線に15%程度下げている。非鉄などは7/23の年初来高値圏から、一気に25%程度だ。そうした下げには無関心を装っていた唯一のセクター商船株も、今日突然崩れ、一日で7-8%下げた。コマツ日立建機オークマなどの機械株も昨日から崩れている。

指数では最近下げが続いていたテクノロジー関連や銀行株がリバーサルしているために、現時点(14:30)で日経平均にして110円上げているが、平穏なのは指数だけで、中身たるや強烈。人によっては、体感800円ほどの下げなんじゃないだろうか。非常に不気味な状況である。

一体何があったのだろう。当たり前に考えれば、大型のファンドの連鎖破綻か。恐らくそれは間違いなく、それに加えて預金保険機構郵貯機械的実弾売り、ディーラーを含めた目先筋の狼狽売りが、三重らせん構造になっているものと思われる。それらが、バカンスシーズンや政局不安、さらには10月からの日銀売りへの不安を背景に、加速しているのだと。

かと思えば、必ずしも全面安ではなく、三菱電機やガイシ、イビデンなどの好業績株は徹底的に上昇しているし、任天堂も崩れてはいない。最近下げていた銘柄群のリバーサルもある。

とするとやはり、最近調子に乗っていたファンドの連鎖破綻が最大の原因か。であるならば、今年も8/15あたりがV字の底になる可能性もある。暫くは、決めつけすることなくあらゆるシナリオに素早く対応するために、努々(ゆめゆめ)余力を失わずに、スタンバイするところだと思う。

そんな俺様は、今日もデイトレで日銭を稼ぎ、キャッシュポジション100%で終了。これだけ大きく動きながら、スマッシュヒットを打てていないことには満足できないが、焦ることはない。負けなければ、必ずイージーボールが来るのだから。

体調もすこぶる良い。今月に入って一度もオーバーナイトしてないからよく眠れているし、先月からまったくと言って良いほど負けていないからだ。最後はやはり、冷静な判断でもって自分の能力の全てをぶつけることができるかどうか。いつ来るかわからない大チャンスのために、脳みそだけはすっきりさせておこうと思っている。

クレジットクランチ進行中

アメリカまたもや金曜日にやっちゃったね。

そんな俺様は、買いだけじゃなくて売りもノーポジ。(ああああああああああああああ

今回のsageは、225先物中心のプレーヤーも含めて、買い方がかなり一掃されそうな気配。骨を折ってネットを検索し、一つでも多くのクレジットクランチ関連資料を読まなかった買い方は大損もやむなし、といったところか。今後の俺様に自戒を込めて、「市場が大きく揺れ動くときには資料を読む努力を怠ってはいけない」と書いておく。

今後どれだけ下げるのかは分からないが、悲観的シナリオを想定するなら「グッチーさんのこのエントリー」は参考になる。もちろん、様々なシナリオを用意しておくべきであるのは当然であるが。