今日はSQ1日前。ニューヨークは昨日日中のグローベックスの動きからは想定済みの「やや下げ」とはいえ、今日の東京は押され易いところ。週末の米国で雇用統計が発表されることからも、今日力強く上げていく展開は想像しにくい。為替相場が現時点で若干円高に振れていることから、モメンタムに直結するこのあたりも注視が必要だろう。

一方、今回の暴落の走りとなった上海指数は既に暴落分300ポイントの内200ポイントを埋めてきていて、やはり全人代通過によりこれについては懸念から外れていくだろう。もちろん、基本的に今回の世界同時株安の本質は巷で言われているような上海発ではなく、ニューヨーク発だと言う事は心得ている。それでもこうやって書いておくのは、合理的に考えれば、以前よりチャイナマネーの影響力が増していると思っているからだ。好き嫌いではない。将来さらに強まるその傾向に心しておこうと思う。

以上が今日の出発点。そのイメージと現実の動きの乖離にSQ以降の相場の動向を読み取りたい。

今日の注目銘柄は、珍しくあまり無いのだが、敢えて挙げるなら新日鐵と不動産セクターか。