人の千倍疑いを持ちながら、それでも非選択の道の中央を堂々と歩いていく勇気

昨日19日の相場は、二日後にビッグイベントを控えている割には非常に強いものとなった。通常、大手が殆ど様子見に回るこのようなイベント前夜期間には、超短期資金であるイベントドリブン型の投機筋が先物で売り崩して来るものであるが(SQの二日前に安くなるのはそのせい)、かなりリスクを取ってくるそれらの勢力が急所となる日に売り崩してこなかったのは少し意外であり、そしてまたそのことが現在の相場の強さを暗示したように思われる。

3月は9日のSQ前から少し調整場面があるだろうけど、2月はこのまま行く所まで行くと思う。

ただし、昨日も書いたように、銘柄選びは非常に重要だ。テクノロジー関連と銀行を買っている人は今回の上昇相場にまるっきり乗れていないし、一月中旬から来ると思われた新興市場はやっぱりハズレでその存在価値すら疑われる。俺様も楽天で瞬間的に大きく頂いたものの、その後一週間掛けてじわじわと三分の一ほど返上してしまった。正直投資対象外。

今日の注目銘柄は、上場来高値を九ヶ月ぶりに更新した6301コマツと一年ぶりに更新した6305日立建機。BRIC'sを対象にした中長期的伸長セクターだし、充分な休養のあと上抜けてきたこれらの銘柄が素直に上昇して行くのか、その「素直さの度合い」に現在のマーケットの本質を読み取りたい。