21st/Sep/2006 Paris-day11

kemurin012006-09-22


これだけ長期の海外旅行ともなると、時々「書き疲れ」が出てしまって、軽く躓くと一週間ぐらいすぐ更新を滞らせてしまう。毎日暮らすようにのんびり過ごしているけれど、写真は撮りためているので、長文のエントリはともかくとしても、写真だけでも時間を見つけて遡ってアップできたらと思っている。全ての日にちを埋めるのは無理だとは思うけど。

今日は、オランジュリー美術館に行った。此処は数年間にわたって改装工事をしていたのだけれど、(いかにもフランスらしく)その工期が何度も延長されていたので、俺達にとっては「待ちわびた」訪問がようやく果たされた、という感じだった。ルーブルとかオルセーのような大型の建築物に比べると、建物自体はそれほど大きくないように思えるのだけれど、収蔵作品は決して少なくなく、またルノアールやモディリアニを中心にそのクオリティがかなり高い方に凝縮されているので、ルーブルはともかくとして、オルセーには引けを取らないのではないかとさえ思えた。もちろん、この美術館最大の売りであるモネの「睡蓮」の連作は、さすがに本人が美術館自体を監修しているだけあって、手抜きの一切ない(他の美術館にあるもののようにw)、非常に力のこもった名作であった。「睡蓮」がぐるりと楕円形の壁面を覆う専用の二つの展示室を見るだけでも、この美術館に行く価値がある。

これ以外にやったことは、オランジュリーをその一角に抱える広大なチュイルリー公園を散歩したことと、ルーブル美術館に併設された各国料理のセルフサービスレストランでクスクス・タジンを食べたことぐらい。まぁ、一昨日食べたタルタルステーキが見事にアタリ、この二日間昼も夜も苦しんだ病み上がりの体を思えば致し方のないところか。

さて、明日からはまたまたエクスカージョンということで、ブルゴーニュ地方のボーヌという街に2泊の旅に出る。今度もレンタカーを借りての車の旅になるわけだけれど、ボーヌの街は「コート・ドール(黄金の丘)」の中心にあり、ロマネ・コンティ、シャンボール・ミュジニー、シャンベルタン、シャサーニュ・モンラッシェなど一流どころのワイナリーを巡るツアーが数多く出ているので、なるべく沢山回ってくるつもり。写真は一杯撮ってくるつもりなので、現地でネット接続できなくても事後的にでもエントリをアップするつもりです。

今日はこんな感じ。