20th/Sep/2006 Paris-day10

kemurin012006-09-21


パリといえば、凄いのが路上駐車。専用の駐車場が極端に少ないパリでは、殆ど全ての道が駐車場となる。

それでも車の絶対数に対して駐車スペースが不足しているので、縦列駐車している車同士が信じられないほどくっついている。日本では考えられないことだけれど、パリでは駐車中の車のバンパーに「軽く当てる」ことはコンセンサスとして許されているので、車の前後のスペースが10センチしかない、ということもザラ。中には、本当にくっついちゃっている車も珍しくない。これ、初めてのパリ訪問では凄く驚くこと。

例えば、中東のオイルのおっさん達が好んで泊まるプラザ・アテネの前の道なんかには、6000万円のマクラーレンF1とベントレーの大群が10センチ以内でずらっと並べられているのだけれど、あれも車の値段を知っている人間からすれば、めまいがしてしまう。まぁ、須くそんな感じ。

ちなみに今日の写真は、俺様の作品。先日まで借りていたルノー・ラグーナ(中央の車)を、サントノーレ通りに見事後入れで駐車させた記念写真。ちなみに前後の車には一度もヒットさせていない。パリではその駐車事情から、駐車作業中の車に対しては後続の車が駐車完了までじっと待つのがマナーになっている。サントノーレとかだと、それがあっという間に10台くらい並ぶのだけれど、そのプレッシャーの中で僅かなスペースに駐車させるのは、かなりの度胸と慣れが必要なのだ。ちなみに、このような環境下で鍛えられているからだと思うが、パリのドライバーは誰でも縦列駐車が物凄く上手く、俺様がやった程度なら、70歳のおばあさんでもあっという間に駐車させる。

凱旋門のロン・ポワン(方向転換のため12方向から車が突入してくるパリ最大の回転型交差点)も余裕で通過できるようになったし、車の運転に関しても、最近益々「パリっ子」度合いが強くなってきた俺様であった。