13th/Sep/2006 Paris-day3

kemurin012006-09-14


今日はかなりパリっぽく過ごした。

相場の方が前夜に重要局面を迎えてたせいで若干の睡眠不足を抱えていたものの、十時半過ぎからお出かけしてプレジダン・ウィルソン(イエナ)のマルシェに向かう。此処は二十カ所ほどあるパリ市内のマルシェの中でも、最高級住宅地である16区の中心という場所柄もあって、俺様の最も好きなマルシェだ(開催日は水曜日と土曜日)。レンタカーをマルシェのすぐ近くの路上に止め、フロマージュ(チーズ)3種類とワイン、それから野菜のラディッシュとキャベツ、あとは部屋に飾る花束をささっと素早く買い求める。雰囲気が良いので、売り手のおじさんやおばさんとのやり取りも超楽しい。

買うものを買ったらそれらを車のトランクに入れてマドレーヌ寺院に向かう。此処はキリスト教徒でないにもかかわらず、俺達のパリの菩提寺だ。天使に支えられて昇天しゆく聖マドレーヌの像を見つめ、ほっと心を落ち着ける。此処はパリで最も静謐な場所だ。

そのあとはその足でマドレーヌ寺院のすぐそばにあるフォーションに行く。ワイフがフォーション製のカフェオレ・ボウルを買うと言ったからだ。程なくそれを手に入れて、俺様は退店際におやつ用にパテ・ド・フリュイを5個買う。パリのパティスリーの中で、フォーションのパテ・ド・フリュイが甘さ控えめで一番美味しいんじゃないだろうか。

その後、車に乗ってオペラ・ガルニエ(有名な旧オペラ座オペラ座の怪人の舞台ね)に寄り、18日に鑑賞予定のオペラ「サロメ」のチケットを買う。そのままヴァンドーム広場に向かい、ジョルジオ・アルマーニの秋冬ものをちらりとチェックしようとするも、改装工事中であったため今日の所は諦める。

お腹がすいたため、サロン・ド・テのアンジェリーナに行き、以前から試してみたいと思っていたショコラ・アフリカン(アンジェリーナ特製の超濃厚ホットチョコレート)とクロワッサンの組み合わせを試す。これが超好マリアージュ。アンジェリーナでは、モンブランとこのショコラ・アフリカンが有名なため、日本人旅行者が二つ一緒に頼んでたりするが絶対にやめた方が良い。二つとも超甘口なので、マジで頭が痛くなる。つうかマジ大量に残す(経験者)。俺達が今回実験してみて二人で確信したのだが、アンジェリーナのショコラ・アフリカンは、超甘党でない限り、クロワッサンを浸して食べるのが一番正しい使用法だと思う。

そのあとは、アンジェリーナの近くにある以前から行きたいと思っていたスフレ料理専門店「ル・スフレ」に直接赴いて二日後のディナーの予約を取ったり、車を止めておいたサントノーレ通りの雑貨屋やブティックを少し覗いて今日はお仕舞い。

ちなみに今日のディナーは、マルシェで買っておいたフロマージュと生のラディッシュをつまみに赤ワインを飲んだのであった。マジ最高。