午前中までの気ままな日常記録っす

今日は朝からいい感じで1日が進行している。朝5時に目覚めた後、6時頃からワイフと一緒に朝食がてらお揃いのマウンテンバイクでサイクリング。このマウンテンバイクは先日買った片山右京モデルのものなのだけど、あまりの快適さに、俺様のが来た翌日には20インチの小さい方のモデルをワイフ用に買い求めたのだ。おかげでこのように何の変哲もない朝が、いきなり快適な風と共に素晴らしく始まる。

そんな涼しげで幸せそうな二人が向かったのは、オチを付けるようで申し訳ないが、牛丼の吉野家。何時もお気に入りにしている喫茶店が6:30の開店だし、なにより今朝はご飯が食べたかった。あらゆる意味合いに於いて超コスモポリタンな環境のなかで、いちいち小さな驚きを感じながら二人揃って「特朝定食490円也」を美味しく頂き、部屋に帰った後はバリのガイドブックを見ながら3日後から始まる旅行のイメージ作りに勤しむ。この時点でまだ朝の7時半過ぎ。ガイドブックにも飽きたし、なにより清々しい早朝に芸術的なものが見たくなり、MIYAKO YOSHIDAが金平糖の精を踊ったロイヤルバレエのDVD「Nut Cracker(クルミ割り人形)」をワイフと二人で見て、ワイフと二人で涙(なんだ)を流す。このDVDは、amazonでも買えるサドラーズウェルズ時代のものとは違って、もっと最近のロイヤルバレエの時代のものなんだけど、こっちの方が圧倒的に素晴らしい。なのに何故か日本では買えない。ニューヨークにもロンドンにも売っているのに何でなんだろ。とにかくこの盤を買えない日本人はすごく不幸だと思うほどに、何度見ても何十回見ても素晴らしいのだ。クララ役を今のロイヤルバレエのエース、アリーナ・コジョカルがやっている所と良い、キャストも完璧なので海外に行った人で少しでも興味がある人は是非探すべきだ。ま、それはともかく先に進もう。MIYAKOを見て感激した俺様は、ベッドの上でのガイドブック鑑賞に舞い戻るワイフを尻目に、ライブラリーへ。お目当てのカラヤン指揮「ベルディのレクイエム」のDVDを無事探しだし、ひきつづきの芸術鑑賞へ。これは1967年収録のもので、全盛期のカラヤンの何時も以上に更に研ぎ澄まされた集中力もさりながら、なにより若きパバロッティの、彼がこの世界に現出したという奇跡に驚き感謝する。このDVDは日本でも買えるから紹介しようと思ってamazonを見たら、これだよ、「品切れ中」。何やってんだよ、クソ芸術大国、日本はよ。MIYAKOの件といい、このDVDといい、瞬間を「直(じか)に」生きてる人間が少ないからこういう事になるんだ。と、ついいきなりキレて熱く語りたくなってしまうが、こういう感情はどちらかというと夜のものであって今日みたいな朝には相応しくないから、気を取り直して次に行かせて頂く。で、大凡(おおよそ)1時間ほどパバロッティを含めた四人の美声に心泳がせた後は、メールを書いたり、明日泊まる長良川沿いの旅館に電話して「鵜飼い船」の予約をしたりして過ごす。その後なんだか少しだけ料理がしたくなって、今ハッシュドビーフを作り始めたところ。鍋を火に掛けながらその合間にこのエントリーを書いている。

今のところ、なんだかとってもいい感じ。エントリ的には非常に取り留めがないが、まぁ気分の良い午前中の気軽な日常記録ということで、ご容赦を。うんうん。