22nd/july/2006 NYC-day20

今、ニューヨークは7/23の朝8時頃。俺は今日の昼12:30の全日空で日本に帰る。

7/22の昨日は、実質的なニューヨーク最終日。夕方までは雨が降っていたこともありのんびりと過ごし、午後7時半過ぎにやってきたN氏とともにイーストビレッジに向かう。半ば恒例のようになってきたのだが、俺様がニューヨークを離れる前日には、それまで別々に会っていたN氏と、日本人の女の子たちが一緒になってニューヨーク最後の夜を過ごしてくれる。俺よりも7つ年上のN氏と二十代後半の女の子たちはずいぶん年齢も離れており、本来ならば知り合う機会など余りないのかもしれないが、気配りの効くN氏の優しさと女の子たちの屈託の無さで最近ずいぶん仲良くなってきた。それを俺様は楽しく見つめている。

8時に1stアベニュー6thの「Caravan of Dreams」というレストランで待ち合わせ食事。恭子に店を任せておいたら何故かベジタリアンフードの店になった。享楽主義の俺様としてはこういうレストランは初めてだったのだが、アペタイザーとメインを工夫しながら5種類頼んでも結局全部サラダだった。それをボルドーメルローとともに食べたのだが、不思議な物足りなさが残った。客はかなり沢山入っていてその殆どがベジタリアン的な人たちだったが、皆それなりに満足気だったのが不思議な気分をさらに盛り下げた。彼らは本当に美味い物を食べたことがあるのだろうか。他人の自由に口を出すつもりは全くないが、俺様の自由に於いては考えられない方向性だ。

おそらく人生一度の貴重な体験をしたあと、もう一杯飲もうと言いながら日本的居酒屋の「たかはち」という所に行った。やっぱり物足りなさを共有していた4人は、下足の天ぷらを始めとした享楽的なつまみを大量に食べながら会話を楽しんだ。記念の写真を撮ったくらいで何か特別なことをした訳じゃない。でも楽しく送り出してくれたことが俺には嬉しかった。

彼女たちとは其処で別れ、N氏と俺は先週も行ったグリニッジビレッジの「Hogs & Heifers」に行ってカウンターの上で踊りまくる女の客達をみながら最後に飲んだ。もともと俺たちにはこういう局面に於いてしみったれた状況になる可能性は微塵もないが、騒がしく楽しい状況で締めくくる方が良いに決まっている。1時間半ほど其処で飲みタクシーに乗りながら握手をして俺のアパートメントの前で再会を約束した。

昨日はこんなとこ。今読み返してみて、なんとなく文章がグレーイッシュな感じがするが、朝に書いているのでこういう感じになるのだろう。さて、これから少ししたら空港に向けて出発する。