20th/july/2006 NYC-day18

今日は朝9時頃起床し、午前中はゆっくりと。昼食を近くの中華レストランでテイクアウトし部屋で食べる。シャワーを浴びてお出かけの準備。先日候補に挙がったカーネギーホールのとなりのメトロポリタンタワーが短期貸しをしないということだったので、今日は夕方まで冬に滞在する物件の視察に行くのだ。当然すべて高級物件なのでそれなりの格好をしていく。最初に、一年半前に滞在した51丁目7thのExecutive Plazaを見に行く。ここは今日見る3つの物件のなかでは最もリーズナブルなものだ。しかし何処に行くにも場所が便利で非常に使いやすい。年末のカウントダウンもタイムズスクエアがすぐ其処だから、居住者特権で30分前まで家にいられるしね。現時点に於いて3部屋ほど空いていたが、月4200ドルのものなら住めそうな気がした。それにドアマンやコンシェルジュも気心が知れており、挨拶したら「冬に、ですって?だめですよ、今でなきゃ。今戻ってきてください」と心を痺れさせてくれる。あとの二つはぐっとランクが上がる。二つめは、3rdアベニュー65thのBristal Plaza。ここはアパートメントホテルなので、サービスは毎日のメイドサービス等ホテルと同様で、そのためずいぶん割高になる。ただロビーや部屋の作りはさすがの水準で、当然他のゲストの質がかなり上がるので全体の雰囲気が居心地の良いものとなる。ただ場所がさほど便利ではないので1BRで8700ドルということを考えると決定打に欠ける気がする。最後は61stマジソンのHelmsley Carlton House。ここは物凄く良い物件。家賃は1BRで六本木ヒルズクラスの月11000ドル。しかしまず場所がすばらしい。ニューヨーク1の高級ブティック街マジソンアベニューのど真ん中に立ち、バーニーズニューヨークの道を挟んで北隣、俺様が大好きなヴァレンチノアルマーニがある四つ角から歩いて3ブロック(300メートル)という買い物クレージーにはたまらない立地。サービスも最上級で、ビルディングの大きさの割に小さなエントランスには二人のドアマンを配し、5人ほどしか乗れない二つの小さなエレベータには常時エレベーター係が搭乗する。ある程度の贅沢暮らしをした人なら分かると思うが、俺様のようなプチブル以上の金持ちは、エレベーターのボタンを押すのもめんどくさいのだ。その辺りを此処はよく分かっている。メイドサービスは一日2回。コンシェルジュは当然ありとあらゆるリクエストに応える。部屋の内装がまた素晴らしい。六本木ヒルズほど巨大ではもちろんないが、ゆったりとした室内にヨーロッパ的なテイストの高級家具が備えられていて、そこがまるで5年前からの我が家であるかのように落ち着ける。イメージとしてはパリのリッツホテル。英国的でいてそれでいてフランス的、というヤツだ。これを見てしまうとさっきのBristal Plazaがあまりにも近代ホテル的過ぎて貧弱に感じてしまう。一月130万などと言うと、ワイフにその分買い物させろと強い反発を食らってしまいそうだが、今回はともかく、いずれ微塵の抵抗もなく此処を定宿に出来るようになりたいと思うし、もちろん俺様は来年あたりそうなると思う。そんな目標になるほどに素晴らしいアパートメントホテルだった。

そのあとは、グリニッジビレッジの小洒落たイタリアンレストラン「VENTO」で夕食。明日の約束を確認してN氏と分かれた。そう、明日は、トランプワールド、AOLツインタワーを超える現在建設中の地上最高級コンドミニアム「Fifteen Central Park West」の視察に行くのだ。