17th/july/2006 NYC-day15#2(マーケットコメントについて)

kemurin012006-07-18


相場の方はようやく嫌な感じになってきたね。最近ほとんどマーケットに対するコメントがないのを物足りなく思っている人もまだ残っているかもしれないけど、俺様自身としては先月前半にいち早くスタグフレーションシナリオを唱え(6/66/7のエントリー辺り)、相場の急落をビタで当てた段階で、人から凄いと言われたいという欲望が醒めてしまった。あの時期にこのブログの訪問者は急増し、その種のコメントを停止した現在では1/3程度まで減少した。しかし、俺様はこれだけで食べているんだから、短期的相場観を披露すれば多くの人に「凄ぇ」と言われるのは当たり前のこと。で、そう言われてそれになんの前進があるのかと。俺様は禅的到達者にも関わらず、いや禅的到達者であるからこそ、自覚的に欲に塗れた人生を歩んでいるのだが、当たり前のことだけど、大衆への虚栄心などというものは俺様が積極的に関わっていくべき「欲望」の中では最下層に位置するものだ。そしてそんな俺様のマーケットコメント「だけ」に関心を示す読者など、何処まで行っても怠惰な俺様が影響力を行使したいと願う聞き手ではない。俺様としては、日常的なエントリーの中から一万年経っても変わり得ぬ「普遍的ななにか」に対する示唆を敏感に感じ取ってくれる嗅覚の鋭い僅かな人たちだけを、その伝達の対象としたいのです。という基本線でよろ。「ナスダックは12日(先週水曜日のことね)に生命線である2100ポイントを守れるかどうかの瀬戸際で最後に力尽きて2090で終わった。これは大局的方向性において決定的出来事である」とかニューヨークの引け後に発信しても、俺の欲望は満たされなかったんです、この野郎!!