15th/july/2006 NYC-day13

今日の記録事項は、前回の半年弱の滞在中に友人?になった日本人の女の子二人と夜ご飯を食べたこと。「友人?」とクエスチョンマークを付けたのは、男女の友人関係が成立するかどうかなどという下らない一般的議論とは無関係に、世界観・経済力・経験の豊富さにおいて圧倒的な力強さを持つ俺様に、彼女たちが少なからず好意を抱いていることを知っているからだ。俺様は、自分で言うのもなんだけど、割とというか、かなり話が上手な方で、ともすれば難解になりすぎてしまう普遍的な話をわかりやすくかみ砕いてさらには楽しく話すので、変化を求めている女の子を必然的に惹きつけてしまう。ファッションセンスの良さが見かけを二段ほど引き上げているのだからなおさらだ。これは別に日本人の女の子に限ったことではなく、俺様は日本人の男にしては珍しく、外国人の女の子にも結構もてる。と、此処までで続きを読むのが嫌になった人も少なからずいると思うが、そういう人は今回のエントリーはパスした方が良い。ちなみに彼女たちには二人ともアメリカ人と日本人の彼氏がいるのだが、俺が結婚していることももちろん知っているし、本来的に、異性に対して魅力を感じるというのはもっと根底的な「瞬間のひらめき」によるものなので、そういうことは基本的に障害にはならない。もちろん、だからといって俺様が簡単に一線を越えていくか、というとそんなわけはなく、そういう関係をそのまま保つのが俺は好きだ。

ところでいつもならば、メキシコ人なのにがさつなところが全くなく日本人的な繊細さを有する、外見もとってもチャーミングなAnaも、こちらは完全な友人として、一緒に来るのが通常であるが、たまたまメキシコのおじさんが今朝ニューヨークに到着したばかりなので今日は来れなかった。俺様がニューヨークを離れる前日である来週の土曜日には必ず来ると言っていたとのこと。

さて、俺が彼女たちのうちの一人に「時間があったら飯でも食いに行こう」と電話を掛けたのが昨日。んじゃ明日が良い、というので早速今日に決まった。場所と時間はウエストヴィレッジにあるイタリアンレストラン「DA ANDREA」に7時。誰も大幅に遅れることなく、7時5分には三人とも集まっていた。少しびっくりしたのは、二人とも以前より綺麗になっていたこと。ニューヨークに来た日本人の多くは結局何もすることが無く、言い訳がましい吹きだまりのような人生を歩むので大抵その魅力を失うのであるが、外見的魅力を保っていたことで本人なりのストラグルと前進を果たしているということが一目見て分かった。当たり前のことだけれど、自分に嘘をついている人間は一瞬の表情の汚さを絶対に隠すことが出来ない。料理はアペタイザーを三種類とパスタを二つ取ってシェアすることにして、ワインは俺がトスカーナの赤を選んだ。俺様がいなくなってからの1年半に起こったことと現状報告を中心に食事は楽しく進んだ。人気のあるイタリアンレストラン特有の活気がワイングラスの傾斜を加速させ、結局同じワインを二本も空けた。ドルチェにソルベ・ディ・リモーネとミックスベリーの練乳タルトを取って三人でシェアしてお腹が一杯。エスプレッソで締めて、チップ込み140ドル。彼女たちからは30ドルずつもらった。せこいと思われるかもしれないが、彼女たちは俺様の彼女ではないのだし、可能な限り対等な関係を保ちたいのだ。そのあと次はどこに行こうということになり、二人が今日はいつものふたりからは想像もできないほど綺麗な格好をしていたから、フォーシーズンズのバーに行った。雰囲気になじむと思ったし、実際になじんでいた。一人が凄く小さなフォールディングバイクで来ていたことから、ホテルのドアマンにチップを見せながらスマートに預かってもらい、二時間ほど落ち着いたアトモスフェアの中で話を進めた。そのなかで明日セントラルパークでかなり人気のあるカナダ人デュオの無料コンサートがあるので一緒に行かないかと誘われたので、予定もないし喜んでいくことにした。Anaもたぶん来る、というのでさらに気分は前向きになった。彼女はほんとにキュートなのだ。12時過ぎに、じゃあ帰ろう明日もあるし、ということになってドアマンにバイクを返してもらって今日はお開き。タクシーで二人を近くの地下鉄の駅まで送って部屋に帰ってすぐに寝た。今日はこんなとこ。