12th/july/2006 NYC-day10

kemurin012006-07-13


夕方から出かけて、五番街に買い物に行った。今日は特に何かを買うつもりではなく、散歩のつもりでウィンドーショッピングに行ったのだ。最初にティファニーに行き、次にカルティエに行った。ティファニーは日本ではつまんないがニューヨーク本店だけには見るべきものがある。さらさらさらっと全体を見てからデコラティブな指輪のような形をしたイヤリングを見せてもらった。菱形のエメラルドとサファイアがパヴェのダイアモンドの間に散りばめられている美しいピアス。充分目の保養になった。20900ドル。ティファニーでも何でも、みんなが買えるようなものに良いものなど有りはしないのだ。カルティエもさらさらっと見るものの、この店には特に見るべきものはなかった。まぁ1万ドルを超えるものを置いていないのだからそれも仕方がない。次はどこを見ようと思っていたら雨が激しくなった。まさに土砂降りの雨。食事前にもう少し歩きたかったが、あきらめていつもの「寿司田」で寿司を食べて今日はお仕舞い。あ、そうそう。帰り道、初めて自転車タクシーに乗った。これは自転車の後ろに二人乗りのキャビンが取り付けられているもので車道の一番左を走るもの。普通のイエローキャブがなかなか捕まらなかったこととあまり家まで遠くないことから利用してみたが、雨上がりの綺麗な空気の中を、屋根がついているというものの前方がオープンの自転車タクシーに乗るのはとても気持ちが良かった。小さな幸せ。

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【追記】

>名無し華さん
『けむりんのエントリーは読んでいると心が洗われます。
享楽的な風来坊かと思えば冷徹な観察者の一面も垣間見せる表情の豊かさは自由気ままな「流れ」の体現ですね。

市場からお金を頂戴してくるルパン三世って感じです。』

過分なお言葉嬉しいね。自分の書いた文章で誰かが気持ちよく感じてくれるなら、俺様もハッピーになります。「人間の名の下において行われる救済は、双方向においてのみ成り立つ」(村上龍)というヤツです。