3rd/july/2006 NYC-day1

kemurin012006-07-04


ニューヨークに到着したぜ、この野郎!思えば、このブログは一年八ヶ月前の2004年11月からニューヨークに四ヶ月半滞在したことから、そのニューヨーク滞在の記録帳として立ち上げたのであった。あれからもうそんなに経つのか、と思うと不思議な気もするが、そんな開始当初の目的に立ち返り、三週間の滞在中のエントリーは毎日やったことの記録を中心にアップしようと思う。

さて、そういうわけで今日の記録。定刻通りに全日空10便は11:45にJFKに到着し、さほど急いだわけでもないのにイミグレーションを全体の二番目で通過。そしてスーツケースが5個目と7個目に出てきたことから、11時5分には到着ロビーのホールに俺様はいた。早すぎる。早すぎる、というのは今回借りた短期アパートのチェックインが午後2時からだったからで、コンファメーションには「清掃状況によっては時間前のチェックインにも対応します」とあるものの、この時間じゃあさすがに早すぎると思ったのだ。空港からはタクシーを使うから12時にはマンハッタンの当該アパートメントに着いてしまう。不安を抱きながら入居に立ち会ってくれるはずの管理人に電話するものの、出ない。仕方なく、マンハッタンの別の場所にある不動産会社のオフィスに荷物を預けるために向かうことにした。予想通り12時にオフィスに到着し、管理人に連絡を取ってもらうと、あと30分で入居可能とのこと。あ、そう、てなもんで、荷物を預けて30分その辺(2ndアベニューの45丁目辺り)をうろつくことにする。当然俺様が向かったのは、ネイルサロン。ニューヨークとかLAなどはネイルサロンが競合していて、日本よりもずいぶん割安なのだ。もちろんジェルネイルなどのテクニカルなものは高くても日本人の繊細さに任せる以外の選択肢は考えられないが、俺様のようなケアしてクリアーマニキュアを塗るだけの単純な施術ならば、10ドルちょっとのニューヨークで充分だし、欧米のセレブリティーは男性でもネイルケアをするのが珍しくないから、日本のような下らない制約に気を揉むこともない。歩き始めて2分で見つけたネイルサロンに入り、ちゃちゃちゃっと綺麗にしてもらう。チップも込みで13ドル。時計を見たらちょうど良い時間。オフィスに戻りバゲージをピックアップしてタクシーで5thアベニューの32丁目に向かう。さらさらっと説明を聞き、支払いを済ませて鍵をもらう。部屋のクオリティは前回の滞在で借りたジャニスのところよりは2段ほど落ちるが、広さは充分だし5thアベニューまで20メートルという好立地なのでよしとする。エンパイアーステートビルまでは歩いて2分かからない。部屋について落ち着いたのが1時半。親友のN氏と友人の恭子に到着を告げる電話をする。小腹が空いたので、歩いて7分のところにあるコリアンタウンの名店「ガンミオク」に行き、ビビンバを食べる。ここのビビンバとキムチは世界でもトップランクだと思う。ビールの小瓶も頼んでチップ込み18ドル。帰りにドラッグストアに寄り、シャンプー、コンディショナー、ボディシャンプー、ウォーターボトル6本を買い部屋に戻る。ビールの小瓶が効いたのか、機内であまり眠れなかったこともあり、急速に眠くなり、N氏と約束した6時までまだ時間があったので2時間ほど眠る。いくらでも寝られそうなほど泥のように寝た。5時半に起きて、荷物を片付けたり服を着たりして時間を過ごす。6時ちょい過ぎに下のロビーに到着したN氏から電話がかかり、よどみなく降りていく。一年四ヶ月ぶりの再会を果たし、固い握手をする。メールでは連絡を取っていたが、本当に久しぶりだ。二人でタクシーに乗り、お決まりの「寿司田(すしでん)ロックフェラーセンター店」に向かう。ここは前回の滞在中、週に二回平均で通った馴染みの店だ。日本の高級店以上に旨いすしを出す。店に入ると、店長のオバQこと、中野さんが「何時こちらに帰ってこられたんですか」と挨拶する。5人の板前さんも入り口のマネージャーも顔ぶれは全く変わっていない。変わらぬ旨いすしを食べ楽しい時間を過ごす。N氏が大好きな大トロばかり食べるものだから、多少値段は張ったが、久しぶりにも関わらず皆が普通に覚えていてくれたことが嬉しくて板さん全員にビールをごちそうしてもチップ込み240ドル。高くない。N氏が風邪気味だったので今日はこれで帰ろうかと思ったが、まだ飲みたいというので57丁目のフォーシーズンズホテルのバーに行く。ここは20種類のマティーニが売りだが、雰囲気と味とサービス、そのどれをとってもニューヨーク最高のバーだと思う。二人で二杯ずつマティーニを飲み、1時間半ほど良い時間を過ごす。握手をして別れ、部屋に帰って後場のマーケットをチェックして今日はお仕舞い。悪くないスタート。