ワールドカップ初戦敗退について

今日の川口は非常にいいセーブを連発した。しかしそれが最大のミスの伏線となった。テレビでははっきりと言わないけど、同点にされた一点目は100%川口のミスだ。あそこで調子に乗って無理にハイボールを触りにいく必要はないし、行ったのなら必ず触らなければならないのが鉄則だ。彼はきっと、それまでのファインセーブの数々で興奮して、冷静さを失っていたのだと思う。彼に欠けているものは、精神力の強さだ。

誤解されると困るのだけれど、俺様は過度に川口を責めているわけではない。今日の敗戦の主因は、二点目を取らなかったフォワードにあるからだ。ただ、成功体験がいつもわれわれ人間の足下を掬う、という事実だけは改めて突き付けられたような気がする。人間はいつもこれで多くを失う。だから自分でも嫌になるくらいに、俺たちは常に自分をコントロールしなければならない。トレードでもサッカーでも、自分がプレイヤーであり、当事者である場合には。

いや、でも日本代表は本当にサッカーが上手くなったと思う。そしてオーストラリアは決して格下のチームではなかった。次も良いサッカーを是非見せてもらいたい。