再開しまーす。この野郎!!

おしっ。

たいへん長らくお待たせしましたが、というか、もともと多くない読者だったので、殆どの人がこのブログの存在など「ころり」と忘れてしまっていただろうけど、ずっと書いていなかったらまた何となく書き始めたくなったので、よしなし事を書いてみたいと思います。と考えていたら、コメントで早速「ハイペースエントリよろ」みたいに書いてくれていますが、ある程度のペースを継続することが肝要と思われるので特に最初の内はマイペースで逝かせてもらいたいと考えています。その辺よろ。

さて、再開最初のエントリは、トレードのことなどをさらりと。
ここ八ヶ月ほどの上げ相場のなかで、株式投資に対する世間的認識もずいぶん変わり、新規参入者が本当に多くなった。もしかしたら、このエントリを読んでくれる人の中にもそんなフレッシュさんがいるかも知れないし、あるいは、ある程度のヒストリーはあるのだけれど、一向に勝てない、という悩み多き貴兄もいらっしゃるのかも知れない。俺様は、決して相場巧者だとは思わないし、俺様より上手な人たちは山のようにいることは知ってるけれど、そんな人たちに俺様がアドバイスできることがあるとするならば、それは次の2つだけだ。一つ目は、「勝つことよりも負けないことを最優先しろ」ということ。60%勝てるタイミングで相場を張ってはいけない。最低でも80%、出来れば90%「負けない」タイミングで相場を張るべきだ。一度勝っても次に負けたら何にもならない。同じ額だけ負けるならまだ救いはあるが、傾向として、人は勝てば勝つほど投資額が大きくなって、知らず知らずのうちに脇が甘くなるので最後に大きくやられてしまう。反対に、負けないようにすれば、気が付けば資産は知らぬ間に大きくなっているものだ。二つ目は、単純だけれど、「体調管理に気を付けろ」ということ。単純だけれどこれは最重要事項だと思う。勝つにしろ負けるにしろ、ベストをわれわれは尽くすべきだ。お金というのは、本当に大切なもの。命の次に大切、だとよく言うけれど、お金さえあれば有限なる命を節約できるという観点において、命とお金はシンクロする。つまりわれわれは相場に「時間」を賭けるのだ。そしてわれわれはマーケットから「時間」を頂くのである。いかでかベストを尽くさざるべきか。

ちなみに、俺様が参考にし、毎日愛読させて頂いている「虎年の獅子座」さんのマーケットコメントの4/14(金)の最後の方に、上記一つ目のことと似た事が書かれていた。

私が証券人生を始めた最初の頃に、非常に尊敬する某自己ディーラーから繰り返し言われていたのが、「えぇか、儲ける人というのは、儲けがうまい人とはちゃうんや。損切りがうまい人が生き残るんや」ということ。それから証券界で十ウン年を過ごしてきて、これは真実だと思います。この方は、プロスペクト理論なんてこれっぽちも意識してなかったと思いますが、到達点は似たようなところにある、ということでしょう。

俺様の事などは信じるべきではないが、あれほど慎重に筆を執る虎年の獅子座さんが「真実だと思う」とまでいうことならば、四つの胃を持つ乳牛並みにこれを咀嚼すべきだと思う。

おしっ、今回はこの辺で。