★メダパニを掛けられた人々★

いま、TV-JAPANでサッカー北朝鮮戦の結果を見ていた。結果についての評論は、日本のサッカーファンのほとんどがなかなかの批評力を持っているし、何を言ってもそれらのどれかの焼き直しになりそうだから止めておく。ちなみに俺様は、中学・高校とサッカーをやっていた。
 
それはともかく、主将の宮本に「やったーという感じですか、ほっとしたという感じですか」と締めの質問で聞いていたマスコミの文脈に鼻笑いがでた。そういう聞かなくても分かるだろ、ということを聞くことの罪の大きさを彼らは自覚していない。大衆の想像力が破壊されるのだ。低級な答え合わせを強要され続けると人間の能力(脳力)は確実に退化する。それが最近の犯罪傾向にもろに顕在化していると思うのだが、それを幇助しているマスコミがいざ事件が起こってみるとまるで白雉のように被害者側に同情した顔を見せるのだから失笑してしまう。あれが本当に無邪気なダブルスタンダードだとするならば、人間というのは何処までも滑稽な喜劇役者だと思う。生真面目に生きれば生きるほど逆相関で滑稽さが増してしまうのだ。これは宗教儀式にも通じるものがあるが、混乱というのは何処までも恐ろしく、かつ爆笑的である。メダパニドラクエの混乱魔法)から解けてしまったどうやら極少数の俺様としては、多数を憂うのではなく、むしろ指を差しながら生真面目な奴らを嘲笑して馬鹿にしておくしかやるかたはなし。それが健康を保つための限られた自己防衛手段のひとつだと思う。
 
つうか、ひょっとしたら99%の人間がメダパニに掛かっているのかも知れない位のことは一応疑ってみたらどうなんだろう。ドラゴンクエストでも全員が掛かることがあるんだからさ。つうか、滑稽ショーも壮大だったから最初はびっくりしたけど、最近そろそろ退屈してきたよ。