●俺様のNY行動記録 at 30th/Nov.

今日は疲れを一掃して気分転換する意味でも語学学校を休んだ。

だからといって遅く起きるわけはなく、いい機会だから鎌田茂雄の『華厳の思想』を読み返す。シャワーを浴びたり、うんこをしながら英語の勉強などしてるうちに昼飯時になったので2ブロック下がったところにあるインド料理屋にカレーを食べに行く。店まで3分(うちマンションを出るまで1分)という利便性に改めて感動する。

カレー屋ではラムカレーを食す。「スパイシーなヤツね」というひと言が効いてちょうど良い辛さと元々あった味の深さに充分満足する。ラッシーとチップ込みで17ドル。安すぎるぜ、この野郎!

帰りにチェースマンハッタン銀行に寄って来月分の家賃を引き出す。俺様は、2900ドル@ひと月 でこのアパートメントを借りているのだが、一回あたりの引き出しマックスが800ドルなのに加えて、すべて20ドル札で出てくるものだから、不意に手にした札束に当惑する。

部屋に帰って早速オーナのジャニスに電話する。3時に待ち合わせるものの30分過ぎても来やがらないものだから催促の電話を入れる。それから5分後、無事に「札束」をジャニスに渡して安心する。つうかあの女は袋に入った札束を一切確認せずに領収書を渡しやがったのだが、日本人のことを信用しすぎなんじゃないだろうか。せっかくこちとら、袋を破って確認したあとの利便性のために新しい糊付きの袋をチェースからかっぱらってきていたというのに。

夕方まで8thアヴェニューあたりを散歩する。「スープキッチンインターナショナル」というザガット(ニューヨークでのミシュランガイドみたいなもの)で予めチェックしてあった絶品だという店がクローズしていてショックを受ける。

夜飯は、これまた歩いて3分(実質2分)の49丁目にある俺の行きつけの寿司屋「すし田」で早めに取る。ここはニューヨークでは「車ずし」(47th bet5th&Park)に並ぶ、NYCトップ2の内のひとつだ。

前回の退店時に伝えておいた「わたしは毎回の食事を人生最後の食事だと思って食べている」という脅しが利いたのか、店内にほどよい緊張が走る。ひとつ目には大将おすすめの北海産の生だこを食べたのだがそのうまさに至極満足する。ここは、俺様には黙っていてもお勧めがあれば勝手にサービスしてくれる。そういう人を見抜くことができるサービス精神の極みが俺は好きだ。今日は件の大ダコの、直径2センチはあろうかという吸盤のみの串焼きが勝手にサービスされてとても楽しかった。

続くときは続く、というのか、またもやカウンターには著名な歌舞伎役者がいた。彼は、俺のことを何物だろう、とちらちら見ていたが、板前との会話において個人投資家だということが分かると納得していたようだ。彼の帰り際、「そば日本」の場所を板前に聞いていたのだが、だれも正確には答えられなかったので「52丁目の5と6の間ですよ、わたしも大好きなんです」と答えておいた。去り際に彼が笑顔で挨拶するので、こちらも「どういたしまして」と笑顔で答えておいた。

今日の行動記録は今のところこんなところかな。