★連続レス　その３ - ★けむりん＠プチブルBLOG★

＞YOUさん

コメントどうもありがとうございます。いかにも、法学を専門とする学生さんの書く文章と思考法で、そういう意味で感心しながら拝見しました。良い意味でも悪い意味でも。（失礼かな

さて、
「★お前達も早く来やがれ、この野郎！！」のコメントより引用

けむりんさんのおっしゃる見性とは自らの疑問を包括的に解決するための「世界とは〜」という普遍的定義だと感じております。

そうとも言えるけれども、それで精確かといわれるとずいぶん違う。わたしがここでいう「見性」というのは、一次的には「見性体験」のことであり、副次的にはそれによってその後もたらされるさまざまな果実のことを指しています。だからあなたが書き込みの全般において「定義」という名目において考察されているような観念的なものとはかなり性格を異にします。

しかしそれはもちろん、2000年以上前から現代に至るまで時代背景を問わず、当然地理的背景を問わず、突如としてほぼ同一の体験となって各個体に舞い降りるものなので、その特徴・効果は普遍性を強く帯びています。

けむりんさんは自分の満足できる定義を発見されたのでありとてもうらやましいと思うとともに、けむりんさんは自ら８合目と書いておられるようにまだその定義に納得がいっていない部分も持っていることをより大々的に示すべきではないかということです。そして、その残りの２割の受け止め方の違いにけむりんさんとけむりんさんに対して論理的批判を試みる人との間の相違を感じます。すなわち、けむりんさんに対する論理的批判とは「おまえまだ８割しか解決できてねぇのに分かったようなことかくなよ」ということであります。これは、「おまえ８割で満足して思考停止してんじゃねぇーの？」とも言えます。

「８合目」というメタファーを用いたことにはそれなりの含みがあったのですが、その意図とは違ってこの部分でずいぶん多くの人を躓かせてしまったようです。含み部分を切除して骨子だけを明確にすれば、「これは物凄く素晴らしい体験でその後の人生にも肯定的な意味で決定的な影響を及ぼし続けるもので、それ以前の世界からの視点で見れば終着点とも言えるのだけれども、この宇宙の凄いところは、終着点と思われたこの地点こそが、新たなる世界の始まりに過ぎなかったのだ」ということが言いたかった訳なのです。物凄く分かりやすく言ってしまえば、「ドラゴンクエスト1をクリアーしたら、クリアーしたその場所に宝箱があって、そこにいままで見えなかったものまで見ることができる特殊なコンタクトレンズとドラゴンクエスト２が入っていた」というイメージです。

しかし、けむりんさんは自ら８合目と書いており「とりあえず８割まできて一緒に１０割をめざそうや」と考えているものと思われるので、私としてはけむりんさんは思考停止していないことをもっと明確にして一緒にすべてを解決できる普遍的定義を探せばいいじゃないですかと思うところであります。つまり、けろりんさんに論理的批判を行っている人は同じ１０合目を目指すけろりんさんの仲間であると思うのです。

というわけで、この部分はあえて引用する必要はないと思ったのですが、「けむりん」がいつの間にか「けろりん」になっているのが面白かったので晒してみました。インテンショナル？ｗ

次に、もう一つのけむりんさんに対する論理的な批判であり、私自身も疑問に思うところとしてはけむりんさんのいう「８合目」は万人にとって世界観を一変させるようなところであるのかということです。全ての人の世界観を変えることができる絶対的「８合目」を観念できるのだろうかということです。

万人にとって世界観を一変させるようなところであると確信しております。ただ繰り返しますが、それは観念するものではなく、もっとフィジカルな体験そのものです。

私としてはそんなん人それぞれでええやんと思っているのです。つまり、キリスト教で世界のすべてを解決できる人は、キリスト教的定義によって世界観は一変され主観的には１０合目まで来ているんだから「８合目」は通る必要はないと思うのです。

キリスト教は、もっとも正確にそれを受け止めることができた限られた人達はドラゴンクエスト１をクリアーできる、という面において安易に否定するものではありませんが、そこにある宝箱には上記のコンタクトレンズが入っていないばかりか、ドラゴンクエスト２ではなく、パックマンしか入っていなかった、という笑えない落ちに問題があります。つまり、クリアー前の世界におけるフィクションがそれを支えているがゆえに、過去の世界の価値観から自由になることができない。言うなれば、キリスト教ではハズレの宝箱しか開けることができない、ということです。そういう意味で、それは人間がとりあえずの仮の安息を得るだけの簡易ベッドのような短期的なもの、そしてそれは中途半端に居心地が良いだけに、そこに長居をすればゴールへの時間的道のりが極めて長くなる、ひとつのトラップのようなものだと考えています。

さらにいうと、私はけむりんさんのいうことは理解できるし似たことは考えたけど、それで私の疑問は解決しきれないし私のくもり空はひらけへんなぁ、と思うのです。

こればかりは、観念するだけでは理解できない。体験して始めてその正体が明らかになるものなのです。

けむりんさんには書ききれていない何かがまだまだあって、それに気づいていない私がけむりんさんのいう「８合目」に到達していないのだから当然だといわれればそれまでなのですが。

はっきりいって、「８合目」のその先、つまりドラゴンクエスト２以降の世界、というのは、ドラゴンクエスト１さえもクリアーしていない人には説明することができない世界です。これには、上記の特殊なコンタクトレンズの所持が前提条件なのです。よって、書き切れていないことなど山ほどあります。でもそういう訳で、このBLOG上では基本的に、「ドラゴンクエストは４まで続く」ということだけここで明示しておいてそれ以上はあえて書きません。あくまで、「お前達、１ぐらい早くクリアーしてくれよ、この野郎！！」という統一スタンスでものを書いていきます。しかし、たとえばわたしの日常記録などの中にもさまざまなヒントが表されていますから、そういうものも漠然と読んでいってもらえば、それが１をクリアーするヒントになるばかりか、何時の日かあなたが１をクリアーしたときにその先を意識する助けになるかも知れない、とは思って書いています。でもね、その前には先ず１をクリアー、それだけでも充分感動のエンディングが待っているから、ぜひぜひ早くやっちゃって欲しいものだと期待しています。

最後に私が自分の疑問をもっとも広く解決できると考えている定義は、人間は遺伝子と環境によって動くものであり、その環境が世界だというものであります。この定義にけむりんさんのいう世界観との類似をみて喜んで長々と書いてみたのですが、全然違うというのであればごめんなさい。

『そんなバカな！』を書いた竹内久美子を連想させる発言ですね。いや、でもベクトルの方向は間違っていないと思いますよ。ただ、所詮竹内久美子では、１クリアーの小さな手助けにしかなりませんけどね。

以上です。

つうか、ここまで２日ぐらい掛けて書こうと思っていたのに、今日は物凄く筆が進んでしまったぞ。本日４エントリー目とはこれいかに。同時に株価も見ているというのに。

気のせいかも知れないけど、最近このBLOGを始めてからと言うもの、錆び付いた頭の回転が少しだけ良くなったような気がする、今日この頃。というより、単に書き慣れてきただけか。ちっ。