●売りまくれ◆9owXp2CZI2さんとのNYミニオフ報告

このことも書き留めておかなければならない事柄だ。11月11日に2chの空売りスレで知り合った、売りまくれ◆9owXp2CZI2さんとタイムズスクエアで顔を合わせた。彼が自分のやりたい事をするために転職することになり、そのインターバルの一ヶ月間を利用してアメリカに3週間ほど来るというので、ニューヨークにも来るならば会おう、とわたしから提案したのだ。

基本的に、ネットで知り合った人に会う事は稀(まれ)だ。しかし会うのに抵抗があるわけでもない。彼の場合、2chの売り板に書き込むトレードのスタイルに堅実さとセンスが感じられたのと、彼のBLOGの末尾に毎日取り上げられる金言のストックの豊富さに感心していたので、どんな人なのか興味があったのだ。傍若無人でないという確信もあった。

はたして待ち合わせ場所のルネッサンスホテル・タイムズスクエアにやってきた彼は、やはり礼儀正しい好青年だった。わたしとしても、最後まで「ねえ、けむりんさん」「なんですか売りまくれさん」とお互いに呼び名で通すのもどうかと思ったので、最初から「初めまして、けむりんこと、○○です」と自己紹介したのだが、彼も前職の名刺を持ってきてくれていた。その礼儀正しさが嬉しかった。当たり前の事だけど、礼儀正しさとは知性の証だし、ともすれば、ハンドルネームで語り合うネット社会では無責任さだけが注目され、いや実際にそう言う事も少なくないのだが、そういうなかにあっても信頼関係の構築ということは可能なのだと再確認した。

わたしが機関銃のように話してしまったものだから、当初予定より少し長く2時間ほどホテルのカフェで話をし、そのあとわたしのお気に入り「そば日本」でビールを飲みながら蕎麦と天ぷらを食べた。蕎麦のゆで加減は、こういう場合いつもそうであるように、わたしが普段食べるときよりも腰が甘く、なんだか申し訳ない気がしたが、それでも彼は美味しいと食べてくれた。

「今日はどうもありがとう。またいつか世界の何処かで会いましょう」と固く握手をして分かれた。機会に恵まれて、そう言う事になればいいなと思わせる、最後まで好青年の彼だった。

またいつか世界の何処かで会いましょう。お元気で。


追伸:2chのひと、良かったらコメントよろ