★エレクションディに俺様がしたこと
大統領選挙は、良くない結果となりそうだ。
ケリーもかなり善戦しているのだが
（CNN速報ベース ブッシュ２５４ ケリー２５２ 当選ライン270）
１ 接戦と思われていたフロリダを誤差の範囲を超えてブッシュに持って行かれた事（ブッシュ52％ ケリー47％ すでに上の数値にカウント済み）
２ 最後に残った大型スウィンギング・ステイト（どっちに転ぶか分からない州）オハイオ（獲得数20）が大接戦の末ブッシュに行きそうな事（未カウント）
この２点で、世界の行く末はあと四年ブッシュにゆだねられる事になりそうだ。俺様などは、全ての州の事前予想を片手に、結果が判明した州に○を付けながら、楽しく事の行く末を見守っていたのだが、南部の田舎ものの無知さ加減を再確認するという、馬鹿馬鹿しくも当然の帰結に至るのであった。当たり前の事だけど、人間の起こす罪のほとんどは、無知をその源泉とする。
この無知を打破するためには、自分が位置する枠組みの外側を意識し見ようという試みが必要なのだが、南部の田舎ものは、そう言う事をしないからこそ田舎ものなのであるから、どうしようもない。ちなみに、ブッシュが、大統領になるまで３回しか海外旅行をしたことがないことは意外に知られていない。
それはともかく、今日俺様はニューヨークエスタブリッシュメントの巣窟、「The Trump World Tower at United Nations Plaza」を見に行ったのでそのことについて書く。
ここは、国連の目の前にある超高級物件で、ニューヨークで最も勢いのある人間は、ここか西のコロンバスサークル近くにあるAOL TIME WARNER CENTERのどちらかに住む。
ちなみに、ヤンキースのディレク・ジータはここのペントハウスを買って住んでるし（85階〜90階までがペントハウス）、俺様の大好きなHideki MATUIは現在下の方の階の１ベッドルームを借りて住んでいる（上の方に行けば行くほど間取りが大きくなるからね）。現在その95％が売約済みだが、あと5％残っているので俺様のNYC唯一の友人、不動産屋のN氏と一緒に冷やかしに行ったわけだ。
見たのは、ここではミディアムクラスの５７階南東の角にある３ベッドルーム（３つのベッドルームとリビング、ダイニング、キッチン）３．５バス（全てのベッドルームにバストイレ付き＆トイレだけが一つ←0.5）２６５〓の物件。ちなみにこれは、４６４６０００ドル（５億円弱）。
８０階の同じく３ベッドルーム３．５バス２２２〓４２１００００ドル（４億５千万弱）の物件。
８７階の４ベッドルーム＋ライブラリー付き５．５バス５０４〓のペントハウス。１３５６１６００ドル（１４億ちょい）
９０階（最上階）のペントハウス２軒（ちなみに最上階は当然最も高額なので２軒とも売れ残っていた）間取りは８７階と同じで高い方が１６９８４３００ドル（１８億ぽっきり）。８７階より値段が上がるのは、天井の高さが違うからだ。８７階１２フィート（３．６メートル）、９０階１６フィート４．８メートル（もう笑うしかない）
ちなみにここは、レジデンツ用のワインセラーがあり、コンシェルジェに銘柄と年代を伝えると部屋まで持ってきてくれるし、デリバリーなど外部のものが部屋まで来るときにはガードマンが部屋まで付いてくる。
立地条件は、イーストリバーサイドはUNのガーデンになっているので視界を遮るものは今後も建つ事がなく、それ以外の部分についても永遠のグッドビューを約束するために現在建っている低層ビルの上空の空間権を購入済み。トランプというヤツは、とことんかゆいところに手が届く嫌らしい男らしい。
あとはまぁジムとプールとスパルームを見たわけだが、当たり前のことだけどイイに決まっている。聞けば、ジータはほぼ毎日、松井は時々顔を見せるとのこと。ジムにいたレジデンツは金持ちのオーラを遺憾なく発揮しており、エレベータで一緒になった男は、タキシードを着ており、非常に上品な言い回しと発音で「私はここで失礼するので」といって降りていった。
そんなこんなでとても楽しい体験だった。ちなみに、見学を終えてから５９階のオフィスでジンジャーエールを飲みながらゆっくりしていると、N氏によると非常に珍しい事らしいのだが、こちらから聞いてもいないのにディスカウントの提示をしてきた。しかも常識外のディスカウントプライスで。
俺様が気に入った、５７階の物件で４６４６０００→３８０００００ドル、８７階の物件で１３５６１６００→９００００００ドル。９０階の最高物件で１６９８４３００→１２００００００ドル。おいおい、いきなりラストプライスかよ！！俺様が買うとでも思っているのか、この野郎！！
どうやら、あまり大げさに驚いたり、買う気満々なところを見せなかった事が余計、相手に手応えを感じさせてしまったらしい。それに、「あと５％だから売り切ってしまえとミスタートランプが仰っていますので」ということらしい。
あまりのディスカウント率にジュースを吹き出しそうになったが、サラリーマンの生涯賃金以上を向こうからディスカウントしますとサジェストしてくる街、それがニューヨークだ。
