そのコンパリゾンが

随分リズムが良くなってきた。相場の現在値にたいする違和感が払拭され、整合性のあるものとして理解できたと言い換えても良い。

少し前は、各銘柄の現在値、指数の現在値に対して、違和感が大きくあった。よってポジションに確信が持てず、着実な利益に結びつかなかった。当然の事だろう。

違和感で最も大きかったのは、日経平均とトピックスの両指数に対するものだった。やや後追い的な動きをしているヨーロッパ市場は兎も角、史上最高値を更新し続ける米国市場に対して日本市場は安すぎるのじゃないかと。「出遅れ感、出遅れ感」と連呼するマーケットニュースがその疑念をより増幅させていた。しかしある時、「そうではなくて日本株は現時点でこんなものなのだ。不当に安くも、不当に高くもないのだ」と認めた瞬間に、腰が落ち着いた気がする。

基準となる指数に妥当性が見いだされると、個別銘柄の事情が見えてくる。とすると、あとは売り買いするだけ。成績も必然的に上がり始める。来週のテーマは引き続き、各指数間のねじれだろう。日経平均とトピックス、新興株指数と大型株指数、そのコンパリゾンが、俺様の手に相場の裏側に隠された事実と充実した富をもたらす。