ホリエモンが転んだ


ずいぶん久しぶり且つ新年一つ目のエントリがホリエモンネタというのもどうかと思うけど、歴史的な日かも知れないので記録を残しておく。


正直、今回の突然のライブドア家宅捜索には驚いた。ヒューザーの小島社長の証人喚問にぶち当ててその注目度を相対的に低下させる、という陰謀説だけでは何もホリエモンでなくても良いはずだ。前回の選挙で応援したこともあるし、「スピード感のある時代の変化」という象徴的な意味からもホリエモンを潰すことは現政権にとってポジティブになるとは思えない。


ではどんな勢力が東京地検特捜部の背中を押したのか。はっきり言って、法治国家といえどもそれが柔軟に運用されることが当たり前の社会において、この程度の嫌疑など掃いて捨てるほどあるはずだ。その殆どは当局に関知されていても実行されない、というのが当然の水面下だと思う。だからこそ、俺様が興味があるのは、なぜそれが現政権の中枢の意に反して実行されたか、ということだけだ。


おそらくそれは、漠然とした言い方にはなってしまうが、次期総理と目される阿倍官房長官民主党の前原代表に象徴される、近年の変化のスピードのあまりの速さに対する「大多数」の拒否感だと思う。それはあらゆるフェイズにおいてフラクタルに存在し、基本的に人間を初めとしたあらゆる生物が持つ根元的な恐怖感だ。そしてそれらの拒否感は、小泉首相と阿倍官房長官の間で飛び越えられたギャップの層に最も強く存在し、現実的にそれらの層が社会的力をもっとも強く持っているからこのミッションが現実なものとなった。


まぁそんなことは今となってはどうでもいい。俺様は、ライブドアブログからこちらに引っ越ししてきたときからホリエモンは観賞用と割り切っていたから、当然ライブドア関連の株も持っていないし一切のサービスも利用してこなかった。ただ、退屈さは紛らわしてくれたし、利害が関わらぬ者としては多少好感も持っていた。よってライブドアがなくなってしまう前に、今までの鑑賞代金として、ライブドアデパートを始めて利用してお金を落とすことにした。


それがこれ。結構美味しそうっす。つうか、ちゃんと来るんだろうな。w