引越のために色々と整理していたら


司馬遼太郎の直筆の言葉のコピーが出てきたのでクリップしておく。
これは、子供を亡くして悲嘆に暮れている実の妹に対して送られた何編かの
歌のひとつだ。妹さんはこの言葉で救われた、と言っていたという証言有り。
原文はもちろん毛筆。未出版のはずだ。


  生死ハモト 真如ノ表裏ニスギズ
  悲シムハ 生者ノ傲リニシテ
  死トハタダ 相會フヲ得ザルノミ
  生者ハヒタスラニ光ヲ信ジ
  死者トトモニ 無量寿光ニ
  照ラサルルホカナシ


死者とともに、というのがなんとも良い。