温泉野郎の桃源郷、登別温泉

kemurin012007-01-29


今、新千歳国際空港のラウンジでこのブログを書いている。26日から今日まで登別温泉に3泊していたのだ。俺様は未だ常識的レベルの温泉好きだが、ワイフは非常識なレベルまで完全に逝っちまっているので、必然、海外旅行の隙間にはこうして国内の温泉にも出掛かることになる。

今回、初めての登別滞在で選んだのは「第一滝本館」。ここは登別温泉を発見した滝本金蔵が開いた登別温泉発祥の宿だ。それだけに、地獄谷にえぐり込むように隣接し、地獄谷を借景とし、地獄谷から直で引湯するというこれ以上はあり得ないというほどの条件を兼ね備えている(今日の写真はその地獄谷)。風呂は自ら「温泉天国」と名付けるのも頷けるスーパーな大浴場で、一日200万リットルというとんでもない湯量をふんだんに使い、30の風呂から7種類の濃厚な源泉がこんこんと溢れ続ける。一切の不満のない凄い温泉浴場だ。

今回、リーズナブルな「バイキング夕食プラン」にしたので食事には全く期待していなかったのであるが、口の肥えている俺達でさえついつい食べ過ぎてしまうほどどれもが美味しかった。また、何より好感を持ったのが、徹底した掃除の行き届き。部屋もまるで気になるところがないし、大浴場も順番に湯を抜きながら毎日徹底的に磨き上げていた。その経営姿勢に、新鮮な驚きを俺達は得た。

これで、3泊6食付きで二人分の部屋代の合計が71000円(税サ込み・夕食時のビール等はもちろん含まず)!!パリのプラザ・アテネとかジョルジュ・サンクとかクリヨンなんて朝食なしで一泊9万円。最近はアパルトマン(アパートメント)を借りるのがデフォになったからずいぶん疎遠にはなったけど、正直、もう二度と泊まる気がしない。

登別温泉、そして第一滝本館。それは温泉野郎の夢の場所、まさしく桃源郷だった。