華ほど象徴的なものはそうはない

kemurin012005-05-03



昨日実家を訪れたら美しい牡丹が咲いていた。牡丹はあっという間に咲き切ってしまうので、写真は盛りを一日前に迎えてしまっていた、つまり放物線で言うのなら頂点に於ける無重量状態を過ぎてこれからスピードを上げてどんどん下降していこうかという状態の牡丹だ。その状態が何とも味わい深くて写真に納めた。


俺様は華が好きだ。華ほど「深遠な何か」を分かりやすく象徴しているものはないし、世界全体の象徴として咲く華が、言説を越えた美を湛えている、というのが何ともいえず良い。宇宙は華そのものだ。